建築用合わせガラスのリサイクル

不要となった建築用合わせガラス(合わせガラス廃材)は、板ガラスの販売店によって回収拠点である板ガラスの卸店に持ち込まれます。回収拠点に集められた合わせガラス廃材は、板ガラスメーカーから卸店に製品を納入した際のトラック便を利用して各板ガラスメーカーに輸送され、最終的に旭硝子の鹿島工場に集められ保管されます。旭硝子の鹿島工場では、集められた合わせガラス廃材を短冊状にせん断し、加熱処理をしてガラスの間に挟み込まれた樹脂製の中間膜を燃焼させ、残ったガラスカレットを取り出します。そしてガラスカレットは、板ガラスの原料として再利用され、中間膜を燃焼した際の排熱も、板ガラスの溶解窯に送られて窯の温度を維持するために利用されます。このような合わせガラス廃材を回収して再資源化する活動は、関東地区の1都4県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城)で行われており、今後その他の地域にも活動の範囲を拡大していく予定です。

 
 
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