かわら版
 北九州エコタウン見学
01:エコタウンセンター廃棄物研究施設 
●環境省地域環境拠点施設整備費補助事業 
実証研究エリア 北九州市エコタウンセンター内
 
           
○概要

 日本初の賃貸型廃棄物研究施設として、平成16年2月に稼働を開始した。鋼製貯留槽が7槽あり、埋立処分技術や汚染土壌の浄化等のさまざまな廃棄物処理実験を行うことができる。独自に研究施設を設置する場合に比べ、初期投資を軽減できるとともに、汚染物質の外部流出を心配することなく研究を進めることができる。廃水処理設備も完備されている。
 
     
 
   
○詳細

 現在、各企業により、埋立廃棄物の早期安定化技術や、鉛などの重金属類の不溶化処理技術、また、焼却灰に含まれるダイオキシンの浄化技術等の実証研究が行われている。各貯留槽には廃棄物が埋められているが、上部は土でおおわれているため、さまざまな雑草が生えていた。一見したところでは何の研究なのかわからないが、土の下では、地球環境の未来にとって重要な実験が行われているのである。
 各貯留槽には排水処理設備が併設してあり、一定条件を満足する排水であれば、場内で浄化処理が可能となっている。
 
 
   
   
  廃棄物処理実験中   貯留槽の穴
 
 
   
○データ

・実験槽:7m×5m×4m(深さ) 7区画
・排水処理設備:2立法メートル/日処理
・賃貸料:実験槍 60,000円/区画・月、 廃水処理設備 1,800円/月
 
 
    宮本雅子