かわら版
 第2回ガラス技術シンポジウム
2006/11/21 
ガラス産業連合会 技術委員会材料技術部会 
         
2006年11月21日午後、日本セラミックス協会ガラス部会主催「第47回ガラスおよびフォトニクス材料討論会」において、ガラス産業連合会(GIC)共催プログラムとして「第2回ガラス技術シンポジウム」が東京理科大学(千葉県野田市)で開催され、約140名の方々が参加されました。

本シンポジウムは、産業界のニーズと学会のシーズの出会いの場を提供することを目的に開催されたもので、第2回目の今回は「環境とガラス」をテーマとして、講演会とポスターセッションが持たれました。

プログラムは近藤敏和GIC技術委員長(日本板硝子)の開会挨拶に始まり、産官学より次の5つの講演が行われました。

「ガラス産業をとりまく環境課題」
  中尾 泰昌(GIC材料技術部会主査 旭硝子)

「EUのガラスリサイクル 〜技術と仕組み〜」
  清家 剛(東京大学)

「欧州規制とガラス中の有害物質の測定
   〜最近の動向とガラス産業連合会環境技術部会でのとりくみ」
  赤井 智子(産総研)

「鉛ガラスと鉛を含まない代替ガラス」
  山本 茂(日本電気硝子)

「光学ガラスの鉛代替」
  蜂谷 洋一(HOYA)
 
   
 
 
 
   
次に行われたポスターセッションでは、「環境とガラス」に関して11件、「ガラスに関係する大学等研究機関の研究室・研究紹介」が18件、「企業等の製品・技術紹介」が9件と、計38件の発表がされました。環境関連をはじめとしてガラスに関する様々なテーマが取り上げられ、発表者と参加者の間で活発な討論が行われ、大変盛況でした。
 
 
   
 
 
 
   
また、その後、場所を移して行われた懇親会にも、多くの方が参加され、東京理科大学の安盛敦雄教授(開催場所幹事)、福田博 基礎工学部長、松下和正教授(日本セラミックス協会ガラス部会長、長岡技術科学大学)の挨拶の後、近藤敏和GIC技術委員長の乾杯により、産官学の交流がなごやかに繰り広げられました。また途中、次年の討論会・シンポジウム開催予定場所の豊橋技術科学大学の武藤浩行助手が挨拶され、上杉勝之 ニューガラスフォーラム専務理事の中締めで散会しました。